- 火災保険会社への申請の手順
- 申請に必要なもの
- 申請の問題点
こんにちは!ブレイヴァリーフィールドです!
こちらの記事で、自然災害での保険金の申請は可能なのかを解説しました。
今回は、どんな手順で申請を行うかを解説します。
火災保険会社への申請の手順
おおまかな流れはこちらになります。
- 現在ご加入の火災保険会社の確認
- 火災保険会社に被害の連絡
- 火災保険会社から書類がご自宅に送付
- 火災保険会社に書類の返送
- 審査及び火災保険会社から審査結果の通知
それぞれを噛み砕いてわかりやすく解説します。
- 現在ご加入の火災保険会社の確認

加入されている火災保険会社さんを確認するには
・保険証券
・更新時に届くはがき
上記の2種類から確認することができます。
- 火災保険会社に被害の連絡

ご加入の火災保険会社さんにお電話をしていただき
家屋が自然災害の被害を受けているということを火災保険会社さんに伝えます。
ここで大事なのは
まず、「家屋が被害を受けていること」を火災保険会社さんに知ってもらう
ことになります。
- 火災保険会社から書類がご自宅に送付

火災保険会社さんに被害の連絡後、多くの場合1週間~2週間ほどで
ご自宅に申請に必要な書類が郵送されます。
例として
・被害状況報告書 (図面等を用いてどの部分に被害があるか等を記載するもの)
・保険金請求書 (補償金が送金される口座を記載するもの)
・返送用封筒
等があります。
- 火災保険会社へ書類の返送

返送用封筒に項3の書類と下記の書類を同封し、返送します。
・修繕お見積書 (受けた被害を修繕するのにかかる費用を記載したもの)
・被害証明写真 (被害状況を撮影したもの)
・平面図 (被害箇所を記載したもの)
・報告書 (自然災害での被害であることを報告するもの)
・その他火災保険会社指定の書類
- 審査及び火災保険会社から審査結果の通知

返送した書類を元に、火災保険会社の担当者さんが
どの範囲を補償するか、どれだけ補償するかを決定・通知をします。
つまり、決定内容によりお客様への補償の内容(金額)が変わります。
申請の問題点
ここからは申請の問題点について解説します。
- 火災保険で自然災害を補償可能なことがあまり知られていない

「火災保険」というキーワードから「自然災害」は
結びつきづらいですよね・・・
ここ最近、ネットで広告が増えて多少認知されましたが
それでも知らない方が多いのが現状です。
「それ、火災保険で直せますよ!」という言葉が
怪しく、詐欺っぽく聞こえてしまうのもこれが所以でしょう。
(これに乗じて、詐欺まがいのことをするひともいるので注意が必要です)
- 書類の用意に建築の知識、ノウハウが必要である

例えば、項3の
・被害状況報告書 (図面等を用いてどの部分に被害があるか等を記載するもの)
一般の方で図面を書ける方、多くありませんよね。
そしてもうひとつ、項4から
・修繕お見積書 (受けた被害を修繕するのにかかる費用を記載したもの)
どうしてもこれで業者が必要になります。
- 書類によって、補償の金額が変動する

前提として、火災保険会社の担当者さんは
書類をもとにどの範囲を補償するか、どれだけ補償するかを決定します。
例え話をします(実際にあるケースです)。
畠山さんと熊谷さんのお家は、どちらも雨樋が壊れています。
全く同じ作りのお家で、破損箇所も同じ、雨樋の長さも同じです。
畠山さんはA社に見積もりを依頼、50万円でした。
熊谷さんはB社に見積もりを依頼、60万円でした。
それぞれご加入の火災保険会社さんに補償金の申請を行い
審査・受理され、補償金を受け取ることができました。
細かい説明は省きますが、こんなことが実際に起こりえます。
また、保険会社さんによって審査の基準や観点は違うため
見積もりや書類の作成を依頼する業者により金額が変わる
ことになります。
- 火災保険で「自然災害の補償を受けられる」ということの認知度が低い
- 一般の方のみでは書類の準備ができない
- 準備したお見積や書類によって補償の金額が変わるため、ノウハウが必要
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
こちらの記事で、「火災保険を利用する悪徳業者」について記載しております!
ぜひご覧ください!